
にんにくは割と保存のきく食材ですが、うっかりすると芽が出てきたり、カビが生えたり・・・。
どうやって保存したらいいの?
なんか良い保存方法ないの?
って思いますよね。
買ってきても一度にたくさん使わないから余ってしまいがちなにんにく。
保存方法次第で長持ちしますし、オリーブオイル漬けや醤油漬けなどのアレンジレシピなら活用範囲もグッと広がりますよ!
正しい保存方法を教えてください!

【手軽!】にんにくを冷蔵庫・冷凍庫で保存する
ちょっとだけ余ったときなら、加工せずに簡単に済ませたい!
にんにくは常温での保存も可能ですが、長持ちさせたい場合は、やっぱり冷蔵庫や冷凍庫を利用するのが手軽で便利です。
にんにくを冷蔵庫で保存
にんにくを皮付きのまま保存するなら、湿度が低くて0℃前後の場所で保存するのが一番良いんです。
- 水気厳禁(湿度を低く)
- 涼しいところで保存する
湿度が低くて涼しいところとなると、家の中で最適な場所はやっぱり冷蔵庫。
冷蔵庫の庫内は部屋によって多少温度が違い、
- 野菜室 5℃~7℃
- 冷蔵室 3℃~5℃
- チルド室 0℃~2℃
となっています(メーカーにより多少異なる)。
にんにく保存に一番適しているのがチルド室。
もしご家庭の冷蔵庫にチルド室があるならぜひ活用しましょう。なければ冷蔵室でOK。
- 外皮を取らず、そのまま新聞紙に包む(湿気対策)。
- ビニール袋に入れる(ジップロックでなくてもOK)。
- チルド室に入れる。
これで保存期間は1か月程度。
にんにくを冷凍庫で保存
もちろん、冷凍庫で保存してもOK。
冷凍保存なら保存期間も2,3か月ありますので、すぐに使う予定がない時は冷凍のほうがいいかもですね。
- 外皮をむいて1片ずつにする。
- 薄皮もむいて実だけにする。
- 冷凍用ジップロックに入れて冷凍庫へ。
- 使う時は根っこの部分をカットして使います。
ただ、時間が経つほどにんにくの風味は落ちていきますので、なるべく早く使いきりたいですね。
【大量消費!】にんにくのアレンジ保存
新にんにくや安売りでついたくさん買ってしまった!
そうすると、にんにくそのものを使う料理にも限界がありますから、冷蔵保存したとしても使い道がない!なんてことになりかねません。
そのままでは使いきれない場合、オイル漬けなどのアレンジ保存をすれば、料理に使える幅も広がってグッと便利に。
にんにくのオイル漬け
にんにくのオリーブオイル漬けは、肉を焼く時とか、チャーハンやパスタなどに使うと美味しく仕上がります。
簡単に作れるし、オイルも中に入っているにんにくも使えるので、1つあると色々な料理に使えて重宝しますよ~。
- 皮をむいて、ヘタ(根っこの部分)を切って細かくなりすぎない程度にみじん切り。(フードプロセッサーがあると便利)。
- にんにくを瓶に入れる。
- にんにくよりもかさが高くなるように多めにオリーブオイルを入れる。
- 冷蔵庫で1か月は保存できます。
【参考】↓クックパッドのオイル漬けレシピ
ガーリックのオイル漬け by にょちゃん。
にんにくの醤油漬け
にんにくの醤油漬けもオイル漬けと同様、にんにく風味の醤油も醤油漬けにんにくも両方使えるので、こちらも用意しておくと何かと便利です。
【分量目安】
・にんにく・・・2玉
・醤油・・・100cc
- 皮をむいて、ヘタ(根っこの部分)を切り落とす。
- 瓶にむいたにんにくを入れる。
- 続いて醤油をにんにくが全て浸かるまで入れる。
- 冷蔵庫で1週間寝かせれば完成。
完成したら冷蔵庫保存で半年くらい大丈夫です。
しょうゆ漬けにんにくはそのまま食べてもよし。スライスしてパスタやチャーハンにプラスして味をつけるのもおすすめです。
にんにく味噌
にんにくパワーに味噌の大豆パワーが加わり、健康維持にもちょうど良いのがにんにく味噌です。
あたたかご飯に乗せたり、野菜スティックにつけて食べたりすると美味しいですよ!
【材料】
- にんにく1玉
- みそ200g
- ごま油大さじ1と1/2
- かつお節大さじ1
- 砂糖大さじ1と1/2
- 酒100ml
【作り方】
- にんにくは皮をむいて根っこを切り落とし、粗めのみじん切りにする。
- フライパンにごま油を敷き、1.を入れて、軽く色がつくまで炒める。
- そこに味噌を加えてよく練り込む
- さらにかつお節、砂糖、酒を加えて、全体がまんべんなく混ざったら完成。
酢にんにく
酢とにんにくの血液サラサラ効果、血流改善効果で高血圧や冷え性などにも良い酢にんにく。
にんにく独特のニオイも抑えられているので、毎日1,2片をポリポリ食べて健康に!
【分量目安】
・にんにく・・・5玉
・米酢・・・400ml
- にんにくは皮をむいて根っこを切り落とす。
- にんにくを耐熱容器に移して、ラップをして電子レンジで加熱(500Wで3分ほど。竹串がスッと通ればOK)
- にんにくを瓶に入れ、にんにくが全部浸かるように酢を注ぐ。
- そのまま冷蔵庫で3,4日置けば食べられます。
にんにくが青・緑に変色しますが、にんにくの成分変化で、味も変わらず無害です。
冷蔵庫で密閉保存すれば2,3年は持ちます。
にんにくのはちみつ漬け
「すっぱいのは苦手っす」という方は、はちみつ漬けはいかが?
【分量目安】
・にんにく・・・4玉
・はちみつ・・・300ml
- にんにくは皮をむいて根っこを切り落とす。
- 塩水(水1Lに塩小さじ1)に1日つけてアク抜きをする。
- 2.を水洗いし、水気をよく拭き取ってから瓶に投入。
- にんにくがしっかり浸かるくらいにはちみつを注ぐ。
- そのまま冷蔵庫で1か月置けば食べられます。
冷蔵庫で密閉保存すれば2,3年は持ちます。

にんにくの保存容器に関して
使用する保存容器は、ガラス製で材料を投入しやすい口の大きさなら、ジャムの瓶とか何でもOK!
家に適当なものがない場合は、100均ショップに可愛いものがたくさん売っていますので活用しましょう。
それよりも、なるべく長く保存するためには、保存容器の消毒がとても大切。
きちんと煮沸消毒をして、しっかり自然乾燥させてから作り始めないと、あとあと瓶の中で雑菌が繁殖する可能性があります。
- 容器とフタを洗剤でしっかり洗う。
- 割れ防止のため、鍋底に布巾を敷いてから、容器とフタを置き、容器が全て浸かるまで水を注ぐ。
※沸騰してから瓶を入れると割れる可能性があります。 - 沸騰してから5分以上煮沸消毒。
※ゴムがついたフタは変形防止のため2~3分で。 - 容器とフタを清潔な菜箸などで取り出し、清潔な布巾上に逆さにして自然乾燥させる。
こちらのサイトを参考にさせてもらいました。
Joyful Day「瓶の煮沸消毒のやり方は?」
にんにくの保存方法 まとめ
にんにくの簡単便利な保存方法をご紹介してきました。
手軽にパッと済ませるなら冷蔵・冷凍保存でOK!
あとあと色々な使い方ができるアレンジ保存も便利ですよね。

にんにくは疲労回復や免疫力・新陳代謝アップ、生活習慣病の予防などにも役立ちます。
たんに保存目的だけでなく、にんにくを食べるためのレシピで健康維持に活用するのもおすすめですよ。
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