
テレビCMなどで、にんにく卵黄は体に良いというイメージを持っている人は多いと思いますが、実際どんな体の変化があるのかは知らないという人も多いと思います。
実は、にんにく卵黄には様々な健康効果が期待できると言われています。
そこで、今回はにんにく卵黄に期待できる「免疫力向上の効果」のひとつをご紹介しようと思います。
- ちょっとしたことでスグに風邪をひいてしまう・・・。
- 風邪をひくとなかなか治らない・・・。
- 毎年、必ずインフルエンザにかかってしまう・・・。
風邪をひいたくらいじゃ家事や仕事を休めませんから、ほんとシンドイですよね。
だからこれからは、なるべく風邪をひかないように、手軽にできる予防をしてみましょう!
風邪を予防するには?
風邪をひかないようにするためには、
1.風邪ウィルスが体に入らないようにする
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2.もし入ったとしても感染しないよう、体の防御機能を高めておく
の2段階の対策があります。
対策1:風邪ウィルスが体の中に入らないように物理的な対策をする
まずは風邪ウィルスを物理的にシャットアウトすることです。完璧は難しいですが、以下のことをやるとやらないでは大違い。
- 手洗い
ウィルスのついた手で、つい顔や口などを触ってしまい、体の中に入る可能性はとても高いのです。
外出先から戻ったら、指先や指の間など、念入りに手洗いをしましょう。 - うがい
吸った息とともに喉に付着したウイルスを洗い流すのにはうがいが良いです。
でも、付着して15分ほどでウイルスは体内に侵入してしまいますから、早めのうがいを心がけましょう。
またうがいは、喉に潤いを与えて乾燥を防ぐ意味でも効果があります。 - マスク
マスクはウイルスの侵入可能性を減らし、同時に喉や鼻の保湿をして、抵抗力を高めます。
ガーゼタイプではなく、使い捨ての不織布タイプのほうがウィルスが侵入しにくい素材です。
また、顔との間に隙間があるとウィルスが入ってきやすくなりますので、顔にフィットしたものを用いましょう。
対策2:風邪ウィルスが入ってきても風邪をひかない免疫力を身につける
風邪ウィルスの体への侵入を完全に防ぐことは難しいものです。
しかし、ウィルスが体に入ったとしても、そこで風邪をひくかどうかは、体の持つ免疫力が大きくかかわってきます。
日頃から免疫力を高い状態にキープしていれば、風邪ウィルスの侵入は防げなくても、感染は防げる可能性がグッと高まります。
免疫力とは、多数の免疫細胞が協調しながら、体内に病原菌が入ってきていないか?全身を見守り、侵入してきていれば排除する、体に備わっている仕組みのこと。
免疫力を高める方法は?
免疫力は、20代をピークに年齢とともに低下し、50代になると半分くらいになってしまいます。
しかも、加齢だけでなく、ストレスや生活習慣の乱れなどの外的要因でも免疫力は低下してしまうもの。
加齢による免疫力低下から、40歳以降になると風邪をひきやすくなってきますので、免疫力を高く保つための対策も必要になってきます。
- 体温を上げる
研究の結果、免疫力は、体温が下がると低下するということが分かっています。
軽い運動や入浴などで体温を上げたり、逆に、寒い目に遭わないようすること。 - バランスの良い食事を摂る
免疫細胞に良いタンパク質やビタミン類、免疫力を上げる働きのあるポリフェノールなどのファイトケミカル、これらの栄養素をバランスよく摂ることが大切です。 - ストレスや疲労を溜めない
精神的なストレスや肉体疲労(=肉体的なストレス)があると、その影響で分泌された体内ホルモンが、免疫力を低下させます。
ストレスを回避・発散したり、十分に睡眠をとることが大切です。 - 腸内環境を整える
腸には免疫細胞の約6~7割が存在しています。免疫力をアップさせるためには、腸内環境を整えて活性化することが有効です。
実はにんにく卵黄の成分には、【免疫力を高める】ことが得意なものが多いんです!
例えば、風邪やインフルエンザが流行する冬場ににんにく卵黄を毎日食べ続けることによって、免疫力の高い状態を維持し、感染しにくい体を目指せるんですよ。
風邪予防には免疫力アップ
にんにく卵黄には、免疫力を高める作用をする成分がたくさん入っているんだよ!

にんにく卵黄は風邪・インフルエンザ予防に役立つ食材
にんにく卵黄に含まれている成分の作用を見ると、免疫力アップサポートをはじめ、風邪やインフルエンザ予防に役立つ作用をするものが多いんです。
にんにく卵黄の【アリチアミン】が疲労回復をサポート
ビタミンB1は、体内の糖質をエネルギーに変換する際に必要になる栄養素。
このビタミンB1と同じ働きをする【アリチアミン】が、にんにく卵黄には豊富に含まれています。
【アリチアミン】は、ビタミンB1よりも長い時間体内にとどまり、吸収率も良いので、効率よくエネルギー生産を行えます。
そのため、高い疲労回復効果が期待できるのです。
疲れていると風邪をひきやすくなるのは経験的にご存知でしょう。
疲労により、自律神経のバランスが乱れ、ホルモンや免疫細胞の働きが低下してしまうので免疫力も下がってしまうのです。
疲れた体を回復させることで、免疫力の低下を防ぐことができますね。
にんにくの温熱作用で免疫力アップ
にんにくの成分(スルフィド類、アホエンなど)により、血行が促進され、体が温まります。
体温が上がって血液の流れがよくなることで、血液中にある免疫細胞が体中を巡りますから、免疫力が高まります。
免疫力が高ければ、いつもだったら風邪を引きそうな寒いところにいても、体の抵抗力があるから風邪にならずに済むというわけ。
ちなみに、このにんにく成分(スルフィド類、アホエン)は、体温を上げる働きだけでなく、免疫力自体をアップさせる働きがあることも分かっています。
にんにくの整腸作用で免疫力アップ
にんにくの成分アリシンがビタミンB1(チアミン)と結合してできる【アリチアミン】という成分には、腸の運動を活発にする作用があります。
また、アリシンの抗菌・殺菌作用により、腸内環境を悪化させる悪玉菌を減らします。
さらには、にんにくには善玉菌(=ビフィズス菌)のエサとなるオリゴ糖が含まれていますので、善玉菌が活性化、善玉菌の比率を高めて、腸内細菌のバランスを整えます。
卵黄の栄養効果で体が元気に
卵黄には、粘膜を強くして風邪予防に役立つビタミンAをはじめ、免疫細胞の元になるタンパク質、疲労回復に良いアミノ酸など、様々な栄養素がバランスよく含まれています。
体が元気であれば、風邪だってはねのけてしまいますし、風邪を引いた時でも、栄養補給で体力の低下をサポートできます。
また、毛細血管を広げて血行を良くするビタミンEも豊富に含んでいるので、にんにくの血行促進作用との相乗効果で体の冷えを改善します。
子供のころに、風邪を引いたら(お酒の入っていない)卵酒を飲まされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
卵で栄養補給、糖分でエネルギー補充、お酒で体を温める、という、あながち間違っていない民間療法と言えそうですね。
にんにく卵黄 豆知識
にんにくと卵黄のWパワーで風邪・インフルエンザ予防対策ができるんだね!

にんにく卵黄を風邪予防に役立てるには毎日食べ続けることが大事
にんにく卵黄の⾵邪・インフルエンザに対する効果は主に予防効果です。
しかもにんにく卵黄は【食品】ですから、薬みたいに「飲んだら翌日から効果あり!」なんてことはありません。
だからこそ、コツコツと毎日食べ続けることがとても大切です。
健康な時ほど、そのありがたみが分からず、「にんにく卵黄食べて意味あるの?」なんて思うかもしれませんが、にんにく卵黄を食べてるからこそ、風邪をひかずに過ごせているのかもしれませんよ。
風邪・インフルエンザ予防ににんにく卵黄を活用しよう!
にんにく卵黄を愛用している方の中には、「今までしょっちゅう風邪をひいていたのに、そういえば最近風邪をひいてないなあ。」という声も多いのです。
風邪をひいてしまうと、仕事や家事など、あらゆることが辛くなりますので、引かないのが一番。
風邪・インフルエンザ予防をすると同時に、日頃の疲労対策や栄養補給にも一役買うにんにく卵黄。
「なんか最近、疲れが抜けなくなって、すぐ風邪ぎみになるんだよなあ」という方!
にんにく卵黄のパワーを試してみるのもアリだと思いますよ。
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