
疲労回復のために一番良いはずの「睡眠」をしっかりとっているのに、やっぱりダルい…。
多分年齢のせいだと思いますが、元気に過ごせる日が少ないんですよね。
そこで、何をやっても疲れがとれない方に、是非試してほしいのが【アクティブレスト】です。
薬とかグッズではなく「軽く体を動かして疲れをとる方法」です。
長くても30分。時間がないときは3分でも良いと思います。
しかも苦しくない運動なので、続けやすいのも魅力。
「疲れた時こそ運動」という、ちょっと信じられない疲労回復方法かもしれませんが、実際にやってみると、体はもちろんですが、気分までリフレッシュできてスッキリしますよ♪
疲労回復法【アクティブレスト】とは?
アクティブレスト(active rest)とは、「アクティブ(積極的)にレスト(休む)」ということで、もともとはスポーツ界で取り入れられた疲労回復方法で、試合や練習後に、使った筋肉を少し動かしておくことで、疲労回復が早くなるとのこと。
たしかに、ランニングなどのスポーツをするときに、運動開始前の「ウォーミングアップ」の反対で、運動後の「クールダウン」ていうのもありますよね。
これもアクティブレストの一つです。
休息・睡眠などの静的休養法に対して、アクティブレストは「積極的休養」と呼ばれ、「自分から積極的にアクションを起こして疲労をとる方法」ということなんですね。
それを日常生活しかしない私たちにも応用できるというから、やらない手はないでしょう!
なんで運動すると疲労回復が早まるの?
普通だったら疲れていたら動きたくないですよね?
そもそも、どうして体を動かすと疲れが取れるのでしょうか?
疲れた筋肉や、肩こりなどの凝り固まった筋肉の付近では、毛細血管が圧迫されて血流が滞っている状態。
でも、筋肉疲労を回復させるためには、血液がちゃんと流れて栄養を運んできて、老廃物を持ち去ってくれることが必要です。
そこで軽めの有酸素運動(=アクティブレスト)をすると、血管を広げて血流が活発になり、体の隅々まで血液が巡るようになるので、何もしないよりも回復が早くなる、ということ。
アクティブレストは普段運動しない人にも役に立つ
例えばデスクワーク中心の仕事、1日中立ちっぱなしの仕事などは、あまり体を動かさないので、筋肉が疲労することはないと思いがちです。
でも実際は、同じ姿勢をとり続けるための筋肉が使われていて、仕事中は同じ筋肉が常に収縮している状態となり、そこに疲労物質が溜まり、血行が悪くなってしまいます。
そういうときにも、筋肉を動かして血液の循環を促すアクティブレストが有効になります。
アクティブレストは脳の疲れにも有効
アクティブレストは、ストレスの多い方の「脳の疲れ」にもおすすめなんですよ。
体は疲れていないけど、なんだか頭がぼーっとすることって時々ありませんか?
会議などで難しい話を聞いていたとか、長時間勉強した後とか。
超ムカつくことがあった日の夜はなんだか興奮して寝られないとか(爆)。
これって脳が疲れている状態なんです。脳も疲れるんですって!
アクティブレストは、脳の疲労についても有効で、ドーパミンやセロトニンという、イライラや落ち込んだ気分を緩和させる脳内物質(=幸せ物質と呼ばれています!)を活性化させることができます。
特にウォーキングなどの一定のリズムで繰り返す運動をするとセロトニンがより活性化されますので、ムカついたとき、デスクワークで長時間残業した後などにはウォーキングでリフレッシュ!
アクティブレストのポイントは?
体の疲れにも脳の疲れにも、アクティブレストは「血流を促すこと」がポイントになっています。
そのための方法として軽い運動をするのが手っ取り早いということなんですね。

疲れをとる【アクティブレスト】の方法
では具体的にアクティブレストってどうやるの?という点を見ていきましょう。
アクティブレストをするときの注意点は
- 息が上がるような負荷の強い運動はしない
- 1回あたり10分以上継続する
キツい運動だと逆に疲労感が残りますし、実施時間があまり短いとアクティブレストの効果が出る前に運動が終わってしまうことになります。
あまり大げさに考えず、無理なくできる範囲で、ご自分が長く続けられそうなやり方を見つけるのがいいですね。
疲れている時は【ウォーキング】がイチオシ
早歩きだけど、会話できるくらいの強度で、気持ちいいなと感じる程度のウォーキングがオススメです。
時間は10分~20分程度を目安に、ご自身が疲れない程度で設定するとちょうど良いです。
時間がとれない場合は、通勤中に階段を使ってみるとか、電車やバスで1駅手前で降りて、自宅まで歩いて帰るとか、そういう細切れウォーキングでも全然OKです。
ウォーキングはアクティブレストの面だけでなく、私なんかは、新鮮な空気を吸ったり、景色や空(と言っても夜ですけど)を眺めて歩けることが気持ちのリフレッシュになり、精神的にもリラックスできるので続けていますよ~。
他にも、
- 軽いジョギング
- サイクリング
- 水泳(水中ウォーキング)
- ヨガ
- ペットと散歩、遊ぶ
- 縄跳び
など、適度に全身が動くものなら何でも良いと思いますので、取り組みやすいものから始めましょう。
ちなみに、男性だと肉体美も兼ねて「筋トレをしよう!」を思うかもしれませんが、一部の筋肉を鍛えるようなトレーニングは逆に疲労を招いてしまうので、アクティブレストには向きませんよ。
お手軽なのはストレッチ
雨の日や、ウォーキングも面倒だ!という場合は、寝る前に布団の上でギューッとストレッチするだけでもOK。
凝り固まった筋肉を伸ばすことで血流が良くなります。
ストレッチの具体的なやり方はこちらの動画を参考にしてくださいね。
疲労回復に良いストレッチ
1日の疲れをとるストレッチ
デスクワークの方なら、職場でもできるストレッチをササっとおこなうのも有効。
首回りや腰、ふくらはぎなど、気になる部分をほぐします。
番外編:即効性のある疲労回復方法【にんにく注射】
やっぱり動くの面倒くさい!
もっとサクッと元気になる方法を探しているなら【にんにく注射】があります。
注射を打ってすぐに違いが現れます!詳しいことはこちら↓の記事にまとめています。

疲労回復にアクティブレスト まとめ
アクティブレストは、普段からスポーツをする方だけでなく、日頃家からあまり出ない方や、デスクワークの方、何かとストレスの多い方にもおすすめの疲労回復方法。
「やんなきゃ!」と思うとプレッシャーになるし、続けるのが難しいかもしれませんので、「買い物のついで」とか、「景色を見に行こう」という軽い感じでやるのが続けるコツかもしれません。
個人的には数日やってみるだけで違いが感じられる即効性もあると思います。
運動してるわけじゃないのになんだか疲れが抜けないな~と思ったら、アクティブレストを試してみるのも良いですよ。
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